海外で奪取したクレジットカード情報で国内でNFC決済…30億ウォンを横領した詐欺団を検挙

発行日: 2025-09-02 12:28

海外で奪取したクレジットカード情報を利用して国内でNFC決済を通じて30億ウォン相当を横領した詐欺団が警察に検挙されました。 従来のクレジットカード犯罪は主に実物カードを利用する方式でしたが、今回の事件は近距離無線通信(NFC)を利用した新しい手口という点で注目されます。

犯罪手口および検挙経緯

ソウル警察庁麻薬犯罪捜査隊国際犯罪捜査1係は特定経済犯罪加重処罰法上の詐欺容疑で募集役A氏ら4人を検挙して送致したと発表しました。 また、犯行に使われた偽装加盟店開設を助けたB氏ら28人は与信専門金融業法上の名義貸与容疑で送致されました。 警察は主犯格であるA氏ら2人を拘束し、韓国国籍の総責任者は現在中国に滞在中であると把握され、国際協力を通じて追跡しています。

警察の調査によると、彼らは総責任者がスミッシングなどの方法で奪取した海外クレジットカード情報をスマートフォンに保存した後、2023年12月から2024年7月まで虚偽売上を起こす方式で資金を騙し取りました。 国内に偽装加盟店を設立し、開通されたカード端末を通じてNFC決済を実行する方式で計7万7千341件の虚偽決済を通じて約30億ウォンを横領したことが明らかになりました。

加盟店名義を貸与した人々はカード売上の16~18%を手数料として受け取ることに約束され、募集役は犯罪収益の20~40%を受け取り残りは追跡が困難な仮想資産の形態で総責任者に伝達したことが明らかになりました。

捜査過程および追加捜査計画

警察は2024年7月、国内カード会社から「異常取引」に対する捜査依頼を受けて捜査に着手しました。 その後、名義貸与者検挙を皮切りに詐欺組織の実体を確認し、一党を検挙しました。 現在、警察は犯罪収益に対する起訴前追徴保全などを推進しており、今回の犯行と関連したカード情報奪取組織に対する追加捜査を進行中です。

消費者注意喚起

今回の事件により国内クレジットカード被害事例はまだ発見されていませんが、国内カード名義者も同様な方式で被害を受ける可能性があるため、格別な注意が必要です。 警察はスミッシング被害予防のため、出所不明なアプリのインストールを自制し、携帯電話のセキュリティアップデートおよびNFC機能の使用に注意を払うよう呼びかけました。

用語解釈

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